福島県行政書士会のホームページにアクセスいただきまして、誠にありがとうございます。
　行政書士は、行政書士法に定められた国家資格です。行政書士法第１条には、「この法律は、行政書士の制度を定め、その業務の適正を図ることにより、行政に関する手続の円滑な実施に寄与するとともに国民の利便に資し、もつて国民の権利利益の実現に資することを目的とする。」と規定されております。つまり、私たち行政書士の使命は、行政に関する手続きを円滑に実施することで、みなさまの利便を図ることで、みなさまの権利利益の実現することです。身近なことで言えば、営業許可、自動車登録などの申請書の作成や手続きの代理、相続において相続関係説明図の作成、遺産分割協議書の作成などがあげられます。急速なデジタル化に伴い、デジタルデバイドの解消にも、私たち行政書士が役立てる存在です。福島県内約７５０名の行政書士は、日々研鑚し、みなさまの日常生活の権利利益の実現に資する業務を担っております。
　当会としては、「そうだ、行政書士に相談しよう！」というスローガンを掲げて、毎週水曜日「総合相談センター」を開設し、みなさまの暮らしのお困りごとに、身近な街の法律家として対応しております。私たち行政書士で解決できない場合は、関係士業を紹介することでお悩み解決のサポートをすることできます。お気軽にご相談ください。
　2011年3月11日14時46分東日本大震災が発生、その後の福島第一原子力発電所事故により、県民には苦難の１２年が経過し、現在もその被害が継続している状況です。この間、全国からいただいておりますご支援に、深く感謝申し上げます。一方、原子力発電所の廃炉、処理水の海洋放出、汚染土の処理など、様々な問題が山積しております。当会では、「総合相談センター」をはじめ様々な被災者に寄り添う活動を継続しております。
　新たな目標としましては、福島県内市町村との連携を強化して、業務受託者となるために会員の資質を高める研修を開催し、行政との信頼関係の構築を図っていきます。
当会は、福島県民の暮らしのサポート、福島県の復興支援に積極的に取り組む活動により、行政書士法の目的を達成していく所存でおります。
　何かお困りの時は、当会またはお近くの行政書士にご相談ください。「行政書士は、役に立つな」と言っていただけるはずです。